サントリービール、「神泡プロモーション」いっそう強化

サントリービールは「ザ・プレミアム・モルツ」ブランドで、好評の“神泡プロモーション”をさらに進化させ、「2020年“神泡”プロモーション」を年間通じて大々的に展開する。ビール固有の価値である“泡”へのフォーカスをいっそう強化することにより、市場全体の活性化へとつなげていく。
 「2020年“神泡”プロモーション」は、家庭向けには新型「神泡サーバー2020」を導入する。好評の「神泡サーバー」をさらに進化。“洗浄いらず”の利便性はそのまま、サイズを従来の1/4にコンパクト化した。史上最大の超音波振動数で、より手軽に高品質な“泡”が楽しめる。3月24日から“絶対もらえる”マイレージ型キャンペーンを実施。年間140万個を投入する予定。
また新TVCM「仕上げのひと手間編」を3月21日から全国でオンエア開始する。俳優の堺雅人さんが“仕上げのひと手間で、ビールはかわる”と呼びかけ、「神泡サーバー2020」を使って“神泡”を楽しむ姿を訴求する。
 料飲店向けでは、従来の“プレミアム達人店”を“神泡達人店”に名称変更。最高品質の神泡を仕上げる注ぎ手にフォーカスしたブランディングを展開する。また新たな機材として缶専用の「全自動神泡サーバー」を開発した。350ml缶をセットすると約40秒で“神泡”のザ・プレミアム・モルツがコップに注がれるというもの。杯数が少ない店舗でも神泡品質で提供でき、全自動で失敗がなく、狭小スペースでも設置可能なサイズ(W17×D35×H27㎝)で、樽生ビールが設置できなかった接点へも体験機会を拡大。ファーストフードや駅構内売店、レジャー施設、社員食堂などの新たな接点で“お店のような生ビール”提供を実現する。約1,000台を展開予定。


「ザ・プレミアム・モルツ」マーケティング方針説明会を2月18日に都内で行い、西田英一郎社長は「そもそもプレモルが『泡』にこだわるのは、ビールの蓋として炭酸ガスを逃がさないなどの役割だけでなく、“ザ・プレミアム・モルツが本来持っている香りとコクを、一層引き立ててくれるから”。『泡』はビールにしかなくビールの『おいしさ』に直結する価値であり、神泡プロモーションはプレモルのみならずビール市場全体の活性化を図るもの。『泡』をおいしいビールの選択基準にするべく、しっかり神泡プロモーションを展開していく」と力を込める。
和田龍夫執行役員マーケティング本部長は、神泡マーケティングの狙いについて「最高のうまさという独自価値、愛着を生む体験、人に語りたくなるストーリーで“ファン化”を図る。過去二年間で、神泡品質提供店での出数4億杯、神泡サーバー投入によるお客様接点数750万接点となり、“ファン化”で新規購入率や一人当たり購入容量は通常のビールより明らかに高く定着化が進んでいる。今年は「つまり、ビールは、神泡。」を年間ブランドメッセージとして訴求。“いいビール”を“ひと手間”かけて愉しむ豊かなビール時間の拡大を目指す」と話した。

2020年販売計画は「ザ・プレミアム・モルツ」で前年比101%の1,735万ケース(大びん換算)。3年連続の成長を目指す。なおサントリービールの2019年実績は、事業計が102%の7,107万ケース、うちビール類は101%の6,365万ケースでそれぞれ総市場推計の98%を上回った。プレモルは101%の1,726万ケースでビールカテゴリーの96%を、うち樽は104%の906万ケースでビール類の樽合計97%をそれぞれ上回っている。

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