「ニコラ・フィアット」特別限定ボトル、北斎生誕260周年祝い

シャンパーニュ「ニコラ・フィアット」は、日本酒類販売を通じて日本限定で10月1日から発売した「ブリュット ブラン・ド・ブランNV インスパイアド by HOKUSAI」の報道関係者限定セミナーを10月15日に六本木のリッツカールトン東京で開いた。

(左から)ファビアン・フルリ氏、アジア・パシフィックマネージャーのセバスチャン・ジャンドン氏、大江代表

日本在住のニコラ・フィアット ブランドアンバサダーのファビアン・フルリ氏が「今年の北斎生誕260周年にオマージュの意味を込めてつくられたブラン・ド・ブランで、代表作「神奈川沖浪裏」などにインスパイアを受けたボトルデザインが目を引く。コート・デ・ブラン主体のシャルドネ100%で造られたブラン・ド・ブランの広がる爽やかでピュアな味わい、海にきらめくようなパールゴールドのような泡が秋を素敵に演出する」と説明。和食と鮨に合うシャンパーニュとして開発した日本限定商品で、2万本を生産する。

醸造責任者のギョーム・ロフィアン氏は「繊細なテロワールから造られるシャルドネのピュアでキリッとした味わいを持つこのブラン・ド・ブランは、爽やかでミネラル感があり、グレープフルーツや柚子の香りが特徴的です。繊細な日本の美食文化に合うよう特別に心を込めて造りました」と話しているという。

(左上から時計回りに)鮑汐蒸し 菊菜と茸の浸し 酢橘醤油/帆立貝燻製と豆腐味噌漬け/煮穴子と蕪の含め煮/伊勢海老の玄米香煎揚げ 卵黄味噌漬け 松葉銀杏/(中央)鰆酒盗漬け炙り 芽葱

開発に協力した「鮨とワインのアカデミー」の大江弘明代表によると「最高醸造責任者のギョーム・ロフィアン氏が来日した際の体験のもと、和食や鮨をイメージして開発した」という。
ドザージュは6~7.5g/lで意識的に辛口に仕上げ、グレープフルーツや和柑橘の上品な香り、きめ細かな泡とパンの香ばしさ、アーモンド、そして熟成からくるしょうゆの風味、白胡椒や生姜の風味もある。
特に和食と合う理由として①魚介と合わせたときの生臭みの原因となる鉄分の含有量が0.1㎎/100g未満(日本酒と同等程度。通常は0.3㎎、ロゼ・赤は0.4㎎)②和食や鮨の繊細な味わいを消すことのない上品な味③和柑橘の香り、しょうゆや生姜のニュアンスが同調効果となる④白胡椒の風味や、熟成時の折との接触によるアミノ酸の存在が生臭みをマスキングするという。
いずれもワインと合わせるのが難しい酒肴盛り合わせの数々があわせて提供され、その相性の良さを実際に確かめることができた。大江氏は「『いくら』にも合う優れもの」とも話していた。

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