林茂氏のイタリア関連ビジネス40周年&『Grappa Book』出版記念会

日本におけるイタリアワインの第一人者、林茂氏(SOLOITALIA代表)は、これまで数多くの書を出版し、イタリアのワインと食の魅力を世に広めてきた。例えば現在第4版となる『最新 基本イタリアワイン』は総850ページに及び、イタリアワインについて知りたい時、常に手元に置いておきたい本だ。

●1982~2022、イタリアビジネス40周年記念会

8月3日、目白のアンジェロ・コート東京にて、林氏のイタリア関連ビジネス40周年&新書『Grappa Book』出版記念会が開かれ、大勢の関係者が集まって祝杯をあげた。試飲を兼ねて各輸入元の協賛で提供されたのは、44種のイタリアワインと23種のグラッパ。これだけ多くのグラッパを一度に飲み比べることができる機会はなく、圧巻である。

林氏は、今から40年前の1982年にミラノへ渡り、サントリーが経営する日本食レストランの支配人を勤める。1990年に再びイタリアに渡り、1995年にイタリアで日本人として初めてソムリエの資格を取得。

記念会では、40年の軌跡を振り返るスライドが映され、林氏自らが解説。数々のイタリア各地のワインの造り手との交流、受賞式、さらには歌手やサッカー選手ら著名人との写真で場を賑わせた。

●新刊『Grappa Book』

2022年1月、林氏は通算12冊目となる新書を出版した。イタリアの蒸留酒グラッパを解説した『Grappa Book』(たる出版)だ。

グラッパは北イタリア発祥のワイン醸造時のブドウの搾りかすから造られる蒸留酒で、主に食後酒となるが、エスプレッソに混ぜた「カフェ・コレット」もよく飲まれる。林氏の『Grappa Book』は、グラッパの歴史、蒸留法、主な産地と生産者などグラッパの醸造に関する内容、さらにはイタリア人の消費スタイルや、「鴨胸肉のグラッパ煮」などグラッパを材料に含んだ料理やお菓子、カクテルレシピも豊富に掲載。イタリアの食文化の一様を知り、楽しめる構成であり、読めば現地に行きたくなる。付録では日本で入手できるグラッパの商品一覧が載っており、グラッパファンには欠かせない一冊だろう。

2022年現在も、講座や本の出版、プロモーション活動など精力的にイタリア関連ビジネスに取り組む林氏。このたびの40周年と『Grappa Book』出版を、心からお祝い申し上げます!(N. Miyata)

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