ブラウンフォーマンジャパンが来春より自社流通開始、アサヒビールから「ジャックダニエル」など販売移管

米ブラウンフォーマン社の日本法人、ブラウンフォーマンジャパン株式会社(本社:東京都港区)は、現在、アサヒビール株式会社より販売されている「ジャック ダニエル」を含む自社ブランドの販売権を2024年4月1日より、アサヒビール株式会社から自社へ移管すると発表した。
アサヒビール株式会社との協業は2024年3月31日まで継続する。

ブラウンフォーマンジャパン株式会社の代表取締役ゼネラルマネージャーのアーロン・マーティン氏は、「過去10年間のパートナーシップと、日本における当社のブランドの成長に貢献してくれたアサヒビール株式会社の皆さまに感謝しています。」と述べている。

日本は世界最大の蒸留酒市場の一つであることに鑑み、ブラウンフォーマン社のアジア担当バイスプレジデントのリカルド・クピード氏は、「ブラウンフォーマンジャパン株式会社は、この重要な市場において、自社のブランドとビジネスの今後の成長と発展を牽引するものと確信しています。ブラウンフォーマン社は、世界の他の地域でも自社での製造・販売を手がけてきました。今回の日本での自社販売への移管は、直近の韓国、台湾、タイとアジアに続く、重要な足跡となります。」と説明している。

現在日本で販売されているブランドは、テネシーウイスキー「ジャックダニエル」、リキュール「ジャックダニエル テネシーハニー」、バーボンウイスキー「ウッドフォードリザーブ」、スコッチウイスキー「ベンリアック」、「グレンドロナック」、「グレングラッサ」、テキーラ「エラドゥーラ」、「エル ヒマドール」、ウオッカ「フィンランディア」、リキュール「シャンボール」。

ブラウンフォーマンジャパンが公開している会社情報によると、設立は2022年10月19日で資本金50万円。株主はブラウンフォーマン・コーポレーション(100%)。
「ジャックダニエル」がプレミアムウイスキーカテゴリーの売上げ№1、プレミアムクラス以上のウイスキーにおける販売量で2位、小売価格での売上高は7300万米ドル(102億5000万円前後)、過去9年の年平均成長率は108%。
現在の社員数は8カ国から30名以上。自社流通を始める2024年4月1日に向けて100名以上の規模とする予定。

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