REVO BREWING、“極低アル”2.5%のクラフトビール「Small Trip」缶発売

レストラン運営のトリプルアールが事業展開しているクラフトビール醸造所「REVO BREWING」は、アルコール度数2.5%のクラフトビール「Small Trip」を7月16日から発売開始した。“極低アル”で味に限界までこだわり、Z世代やビジネスパーソン、子育て世代、テレワーカー・コワーカーをターゲットに新たなビアスタイルを提案する。

「スモールトリップ」は柑橘香やスパイシーな香りが特徴のセゾンスタイルのビールで、2.5%と極めて低いアルコール度数ながら、クラフトビール独自の香りや風味、余韻をしっかりと楽しめるように開発した。
アルコール度数が低いと水っぽく感じられるビールが多くなるが、バイオトランスフォーメーション(酵母の生体内変化)の技術により、発酵中に酵母とコリアンダーによる化学変化を起こし、酵母だけでは作りえないアロマやフレーバーの成分を生み出すことに成功した。
バイオトランスフォーメーションはHazy IPAという流行のビアスタイルで主に取り入れられている醸造技術で、ビール造りにおいて酵母が発酵中にホップの成分と反応することで起こる化学変化のことを言う。酵母だけでは作り得ない新たなアロマやフレーバーの成分を生み出すことが可能で、今回はホップではなくコリアンダーで同様の生体内変化を実現。低アルコールながら香り・味わいを強く感じられるビールに仕上げた。
また、セゾンスタイルはベルギー南部ワロン地方で生まれた伝統的なビアスタイルで、農家が夏の農作業中にのどを潤すために冬の間に仕込んだビールが起源で、「スモールトリップ」もこれを踏襲。夏の暑さでも爽快に飲めるよう、軽やかなボディと複雑な風味が特徴で、ピーチやグレープフルーツ、ホワイトペッパーやスパイスのニュアンスなど非常に多様な香りが口中に広がる。
IBU26.5.モルトはピルスナー、ウィート、カラヘル。ホップはサブロ。酵母はフレンチセゾン。スペシャリティにコリアンダーを使用。容量350㎖缶、実勢価格398円。

 運営母体のトリプルアールは神戸牛とプレミアムワインを提供するレストランを東京・六本木、大手町、北海道・ニセコに展開。2019年には横浜・みなとみらいのアパホテル1階に、同エリア最大規模のビール醸造所併設レストランを出店している。
REVO BREWINGは運営母体であるトリプルアール代表の樫埜由昭氏が、実家が酒屋で以前から酒造に興味があったことや、アメリカでクラフトビールが日常に溶け込んでいる様子に直接触れた経験から、強い思いで立ち上げられた醸造所。横浜・みなとみらいのアパホテル1階の、200席ある大型のレストラン併設で、同エリア最大規模の醸造設備を持つ。

トリプルアールの樫野由昭社長(中央)と醸造家の水沼泰樹氏(左)、諸藤宏次郎氏(右)

 

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